アキを救えるなら私は何にでもなる
家に着いた。

「キミ、お帰りなさい。そちらの人は…。」

「初めまして。元、宝咲中学校2年2組副担任の、三島アキです。娘さんと同じクラスだったので、お会いしたことはあると思います。」

「そんな先生が、どうして、家に?」

「娘さんから聞きました。引越しのこと。私は、その事で話があって来ました。」

「それって…。」

「はい。もし良ければなんですが、娘さんを引取りに…。」

「ダメです。娘は一緒に離島行くことになったので。」
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