The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜
「…入るぞ」
すると私の無視を無視してヘンリーが私の小屋へ入ってきた。
「…何」
私は小屋へ入ってきたヘンリーをギロリと睨み付ける。
「兄弟を代表して謝罪させてくれ。本当に申し訳なかった。それからこれも」
私に睨まれながら頭を下げたヘンリーは私へあの時燃えたはずのスマホを渡す。
え?生きてたの、私のスマホ。
驚きながらもスマホを受け取る私にヘンリーは申し訳なそうに「本当は燃やしていなかったんだ」と言った。
悪魔め。
でもスマホが生きていてよかった。
「咲良、君が許してくれるまで何度でも言うよ。本当に申し訳なかった」
「…」
何も言わずずっと黙ったままの私にヘンリーが再び頭を下げる。