The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜
「今日のお礼だ。この特級悪魔エドガー様がお前と契約してやる」
「…契約?」
何のことだろうかと一瞬思ったがそういえば随分前にミアから契約について話されたことを思い出す。
そしてミアとそう言えば契約したことも。
確か契約した悪魔をどこへでも召喚できるとかだったっけ?
エドガーを召喚?
「いや、遠慮しとくわ」
「何でだよ!」
特に必要性を感じなかったのでお断りをするとエドガーはすごい勢いで私に叫んだ。
「俺は魔界で50もいない特級悪魔だぞ!?俺と契約したくてもできない人間がどれほどいると思っているんだ!」
「いやー。でも必要ないし。特級とかよくわからないし」
「いいからするんだよ!」
何故が必死になって自分を売り込むエドガーに私は遠慮して笑う。
だがエドガーは私の言葉に聞く耳など持たなかった。
押し売りにあった気分だ。