The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜
「昼食さっき食べていたよね?」
「ああ」
「人より多い量でしかも私の食べなかったご飯にも手ぇ出してたよね?」
「ああ」
「胃もたれとかじゃない?食べ過ぎの」
「それはない」
もしかしたらバッカスの勘違いかもしれない。
そう思った私は丁寧にバッカスに聞いてみるがバッカスは淡々と私に頷くのみで。
しかも最後の質問にはしっかり否定の言葉付き。
いやおかしくない?
食べ過ぎじゃん。
「んー?」
どうしたものかなとバッカスの姿を見て首を傾げ考える。
あ、ポケットの中にクッキーなかったっけ?
ふとクッキーの存在を思い出してポケットに手を入れると予想通り私の手に個包装のクッキーの袋が当たった。