The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜
「…さて。契約も結べたし、約束を果たそうかな?ユリアさーん!」
ミアは私ににっこりと微笑むとユリアさんを呼んだ。
〝約束〟とはサイン付きチェキのことだろう。
ミッションコンプリートまであと少し。
「もう、何〜?大きな声出して。今はそんなに忙しくないからいいけど2人とも早く入ってよ〜」
ミアに呼ばれたユリアさんが私たちの元へ困ったように笑いながらやってきた。
そんなユリアさんにミアは「待ってたよ、はーい」と言ってカメラを渡す。
ん?
いやチェキを撮るならわざわざユリアさんを呼ばなくても私が撮ればいいのでは?
そう思いはしたがユリアさんとミアでどんどん話が進んで行っていたので私はそれをただ黙って見つめていた。
とりあえずミアのチェキが撮れてサインさえもらえれば何でもいい。