The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜
気がつけばミアが私の隣に移動していた。
「…私も一緒に撮るの?」
「うん。だって私1人のチェキが欲しいなんて彼は言ってないでしょ?」
「まあ、うん」
ふふ、とちょっとだけ意地悪そうな笑みを浮かべているミアに私は歯切れの悪い返事をする。
何かを企んでいるように見えるミアに嫌な予感がする。
気のせいであって欲しい。
「それじゃあいくわよー」
ユリアさんが私たちにチェキを撮る合図をする。
私はユリアさんの合図に合わせてカメラのレンズに笑いかけた。
「はい、ちーず」
「…っ!?」
そしてユリアさんがシャッターを押したのと同時にミアは私の唇すれすれのところにキスを落とした。