The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜
嘘でしょ…。
「おい!咲良!大丈夫なのかよ!?」
ギャレットの部屋から放り出された私にまず最初に駆け寄ってきて心配そうに私にそう叫んだのはエドガーだった。
「生きているか?何もされていないか?」
エドガーの後ろでバッカスも心配そうに私を見つめている。
「…大丈夫。生きているし、何もされていないよ」
でも、ギャレットの説得には失敗したよ。
心配しているエドガーとバッカスに私は苦笑いを浮かべた。
「えー。その様子だと本当に何もなかった感じじゃーん。つまんなーい。ギャレットも咲良連れ込むならそれ相応のことをして欲しいよねぇ」
そんな私をつまらないものでも見るような目で見てきたのはクラウスだ。
この男、最低である。