The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜




「…おいで、咲良」


ユリアさんの返事を待っているとユリアさんは優しい笑顔で手を広げ私を呼んだ。

これは抱きしめてくれるということだろうか?


「…はい」


私はユリアさんに言われるがままユリアさんの元へ行きユリアさんに抱きしめられる。


「アンタここに来てずっと頑張っていたもんね。偉いわ」

「…」


ユリアさんに優しい声で労われて涙腺が緩む。


「いくらでもここに居なさい。従業員はアタシの家族。咲良もアタシの家族よ」

「…っ」


ユリアさんの言葉に私の瞳からついに涙が流れた。


「…あ、りがとう、ございます」

「ふふ、礼なんていらないわ。それにアタシ美少女には弱いの」


泣きながらユリアさんにお礼を言うとユリアさんは優しくそう言った。

ユリアさんの腕の中はとても暖かく優しい場所だった。








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