旦那様は征服者~琉聖編~
「可愛いなぁ~
いいよ?ベット行こうね」
「うん…」

ベットに移動して、すぐに繋がる二人。
「んんっ…あぁぁ……んぁ…」
「小梢……ほんとはね……俺の方が我慢できなかったんだよね…」
「琉、聖……はぁはぁ…」
「だからね……まだまだ、終わらないからね…」
小梢を組み敷き、ぴったりくっついて耳元で囁いた。


「小梢、これ…」
「指輪?」
「うん…ほんとは昨日渡す予定だったのに、奧さんになってくれたことが嬉しくて夢中で抱いたから、タイミング逃しちゃって……」
ベットの背もたれにもたれて座った琉聖に後ろから抱き締められ、指輪をはめてもらった小梢。

「ありがとう…綺麗~」
「気にいった?」
「うん!もちろん!」
うっとりして指輪を見つめる、小梢。

そして夕食を食べる二人。
その間も指輪を見つめていた。
「なんか、ヤキモチ妬くなぁ」
「へ?」
「指輪ばっか見て、俺を見てくれない…」
「あ…ごめんね…嬉しくて……」
「うん…でも、俺を見て?」
熱っぽく小梢を見つめ、目元をなぞった。
「うん…」

夕食後、ソファに座る琉聖の足の間に座っている小梢。
うなじにキスをして、背中のファスナーを下ろす。
「んんっ…やめて…」
「少しだけ、味あわせて……?」
「んん…だめ…育実、さんも…いるんだよ…?」
「じゃあ…やめる!
…………でも、やめていいの?」
背中の線を指でなぞる、琉聖。

「んんっ…やぁ……
━━━━!」
自分でもびっくりする位の甘い声が出た小梢。
慌てて、手の甲で口を塞いだ。
「可愛い声……
さぁ、どうしようか?」
小梢は手の甲で口を塞いだまま、頭を横に振った。
< 10 / 38 >

この作品をシェア

pagetop