世界で一番大好きです。
「あー...水瀬と...」
そっか...凄いなぁ水瀬さん。
如月君はなぜか難しそうな顔をしているから、私は気になって。
『どんなお話したの?』
「別に...。里菜には関係ないだろ」
「っ...」
凄く、凄く痛かった。
如月君の言葉じゃなくて、如月君にそれを言われたことが、苦しかった。
「てかさ俺...実はお前に言わなきゃいけねーことが...」
そんな如月君の言葉も聞こえず、私は目元が熱くなってくる。
関係ない...そう、だよね...。
私、自分は如月君の特別なんじゃないかって思い込んでた。
そんなわけ、ないのにね...。
『ごめんね』
震えた字でそう伝えた。
なぜか涙がノートに滲んでいて、私も目の前がボヤァッとする。
「え...里菜?」
如月君が小さな声で私の名前を呼ぶ。