世界で一番大好きです。
「金髪の男の子がね、慌てた様子で里菜ちゃんをお姫様抱っこしてて」
「っ...!?」
如月君が、戻ってきたの...?
それに慌ててたっ...?
それにそれに! お、お姫様抱っこって...///
「良い友達をもったねぇ」
嬉しそうにそう言ってくれる叔母さんに、私はゆっくり深く頷いた。
でも私、もうお友達のままじゃ嫌なの。
私、如月君の"特別"になりたい。
わがまま...かな...。
って、あっ...!
早く如月君に会いに行かないと!
そう思って起き上がろうとするが、頭がフラっとして気持ちが悪い。
うっ...気持ち悪い...頭痛い...。
叔母さんが部屋を出ていった後、私は如月君から受け取ったノートを開いた。
これだけは、今日見たかった...。
わっ、綺麗な字...。