世界で一番大好きです。

そう、思い込んでいた。


でも如月君は、その後も私に話し掛けてくれて、普通の人と同じように接してくれた。


そして如月君と友達になって1週間が経った。


ホント、あっという間だ。



「里菜、おはよ」


「!」



本を読んでいると、後ろから声を掛けてくれた如月君。



『おはよう。今日は雨だね。』


「だな。俺、雨嫌い」


『私もあんまり好きじゃないかな。』



最近は如月君とだけ、普通に会話できるようになってきている。


それがとっても嬉しくて、毎日が楽しい。


如月君と話すことだけが、毎日の楽しみなの。


長い文章は...書くのに時間がかかるけど...。



「今日、お前放課後空いてる?」


『特にないよ?』


「なら俺に付き合え」


『うん』



そう書いて頷いた。
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