世界で一番大好きです。
これ以上一緒に居たら、抑えられなくなる。
この気持ちが、溢れて止まらない。
今すぐにだって叫びたい。
大好きだと。
ダメだ...ダメだダメだダメだっ...
やめてくれっ...
これ以上、俺に優しくするのは、やめてくれっ...。
甘えてしまいそう。勘違いしそう。また、傷つけてしまう。
「だから、ごめん」
俺は1人泣く里菜を置いて、家へと帰った。
傷、つけた...。
泣かせた...悲しませた...。
もう、嫌だ...。
笑顔で居てほしいのに...。
―――好き、なのに...。