世界で一番大好きです。

「里菜っ! おはようっ!」



その声に振り向けば、そこには手を繋いでいるくるみちゃんと渋谷君の姿が。



「くるみちゃんっ...渋谷君っ...もしかしてっ!」


「カレカノやで!」



渋谷君が、それはそれは嬉しそうにそう言った。



「お、おめでとうございますっ...!」



よかったです...くるみちゃん、ちゃんと想いを伝えられたんですねっ...!



「べ、別に私はそこまで大好きって訳じゃないけどねっ」


「おまっ...」



ふふっ...本当によかった。



「それにしてもお前ら、見せつけてくんなや〜...」


「っ...///」



渋谷君はニヤニヤと私を見てくる。


ハグしてるの見られたら、もう何も言えない...///



「まさか里菜もっ!!」


「う、うんっ...///」
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