世界で一番大好きです。

「っ...急にどうしたんだよ」



嬉しすぎて頬が緩むとこだった。


危ねー...



「蓮君、瑠菜が私より可愛いからって浮気しないでねっ?」


「ぶはっ...! あっははは」



何だそれっ...!


意外にも真剣な顔だったので、それも面白くて可愛くて。



「お前が世界一可愛いわ」


「えへへっ、それは嬉しいっ!」



フワッと微笑む里菜を見ると、今日も好きだなーと思う。


毎日里菜を好きになってる。



「あ、そういえば! 今日は久しぶりに渋谷君とくるみちゃんが家に来るよ!」


「へぇ。何年ぶり?」


「えっとー...5年ぶりかな?」



渋谷達も仲良くやってるだろうなぁ。


俺は瑠菜を高くに持ち上げた。


キャッキャと楽しそうにはしゃぐ瑠菜の笑顔は、里菜にとても似ている。
< 84 / 92 >

この作品をシェア

pagetop