世界で一番大好きです。
「っ...急にどうしたんだよ」
嬉しすぎて頬が緩むとこだった。
危ねー...
「蓮君、瑠菜が私より可愛いからって浮気しないでねっ?」
「ぶはっ...! あっははは」
何だそれっ...!
意外にも真剣な顔だったので、それも面白くて可愛くて。
「お前が世界一可愛いわ」
「えへへっ、それは嬉しいっ!」
フワッと微笑む里菜を見ると、今日も好きだなーと思う。
毎日里菜を好きになってる。
「あ、そういえば! 今日は久しぶりに渋谷君とくるみちゃんが家に来るよ!」
「へぇ。何年ぶり?」
「えっとー...5年ぶりかな?」
渋谷達も仲良くやってるだろうなぁ。
俺は瑠菜を高くに持ち上げた。
キャッキャと楽しそうにはしゃぐ瑠菜の笑顔は、里菜にとても似ている。