想定外恋愛

「私....本当はコウくんの子供産みたかった....。喜んでもらえないってわかってたから諦めるしかないって思って.....。」

優月が肩を震わせて泣いている。

1人で優月は葛藤していたんだ。

ここまで追い詰めたのは俺だ。

だからって、じゃあ結婚しようという気持ちにはならない。

「父親のいない子になるけど、いいの?」

「うん....。この子の命を消してしまうよりは断然いいよっ!それに好きな人との子供ってだけで幸せだもん。」

優月の言葉がストレートに俺の心臓に刺さった。
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