想定外恋愛
「そうなんだ....。」
「他人事みたいに言うのね。まぁ誰もいなかったら悠聖にでも私から頼もうかしら。」
「何で悠聖?」
「だってこの子とも航太くんともつながりがあるんだから1番頼りになるでしょ?」
舞の言ってることは正しいのに、それを嫌だと思う自分もいる。
「本当は航太くんにその役目をしてほしいけどね。」
舞はそう言って立ち上がった。
「これ私の番号。一応渡しとくね。」
「あぁ、ありがとう。」
舞は、それじゃあねと言って部屋を出て行った。
渡された舞の名刺をテーブルに置いた。