想定外恋愛


綾葉の視線がさらに鋭くなる。

「別に航太じゃなくてもいいでしょ?それとも、何?結婚でもするつもり?」

バカにしたように笑った綾葉にため息を吐く。

こんな女だったか?

「結婚するつもりはない。」

「だったら尚更、航太と一緒に住む意味がわからないよ!産みたいならこっそり産めばいいのに!」

「もう知らなかったフリは出来ない。優月は元々産まないはずだったのを俺が産んでいいと言ったんだ。その代わり結婚も認知もなしと言っても、優月は産む選択をした。」

「....航太も最低だけどその子も意味不明!その子にまず会わせてよ!」
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