凍りついた愛
「嫌なことずっと考えたい?」
「いや、それは・・・・・・」
正直、爽馬のことを少しも考えたくない。
「・・・・・・忘れたい」
「だったら、俺のことだけ考えて」
指で顎を持ち上げられ、再び唇を塞がれ、目を閉じた。
徐々に後ろへと追いやられて、足にベッドが当たった。
バランスを崩してベッドに倒れると、紫苑が上に覆い被さってきた。
キスを繰り返されて、頭がぼんやりとしてきた。
なずながつけているペンダントが紫苑の指に引っかかったので、それを彼は外した。
外された瞬間、爽馬を思い出した。
浮気されて怒りはまだあるのに、爽馬のことが頭から離れない。
忘れようとすればするほど、爽馬のことばかり考えてしまう。
全身に力を入れていると、肩に手を置いていた紫苑の手が離れたので目を開けた。
「・・・・・・無理なんだろ?」
「何を・・・・・・」
「恋人のこと、考えている」
何も言えずにいるなずなを見て、紫苑はそっと離れた。
「いや、それは・・・・・・」
正直、爽馬のことを少しも考えたくない。
「・・・・・・忘れたい」
「だったら、俺のことだけ考えて」
指で顎を持ち上げられ、再び唇を塞がれ、目を閉じた。
徐々に後ろへと追いやられて、足にベッドが当たった。
バランスを崩してベッドに倒れると、紫苑が上に覆い被さってきた。
キスを繰り返されて、頭がぼんやりとしてきた。
なずながつけているペンダントが紫苑の指に引っかかったので、それを彼は外した。
外された瞬間、爽馬を思い出した。
浮気されて怒りはまだあるのに、爽馬のことが頭から離れない。
忘れようとすればするほど、爽馬のことばかり考えてしまう。
全身に力を入れていると、肩に手を置いていた紫苑の手が離れたので目を開けた。
「・・・・・・無理なんだろ?」
「何を・・・・・・」
「恋人のこと、考えている」
何も言えずにいるなずなを見て、紫苑はそっと離れた。