黒王子からの甘すぎる溺愛
すると、そこへ女の人がやってきた。


「聖那くん、わたしからもお願い。由里香は今回にかかってるの」


由里香さんのマネージャーらしき人。


……断れるわけないよ。
だってこんな状況だもん。


本当は私以外の人とカップルをするのは嫌だけど、仕事の一貫だもんね。


仕方ない。


「…わかりました。相手やります」


渋々納得した様子の聖那。


わたしと目が合うと、「ごめん」とでもいいたそうな表情をしてきたから、わたしは「大丈夫」と微笑んだ。
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