黒王子からの甘すぎる溺愛
なんて顔してるの、わたし。


活を入れて出ようとしたとき。


……ウソ。


ぱったり出くわした。


由里香さんだ。


由里香さんはわたしに気がつくと、一瞬驚いた表情を浮かべたものの、ズカズカとわたしの元へやってきた。


「やっぱり来てたんだ?どこにいるのかと思ってたけど。…悪いけど、聖那には近づかないで」


え…?
なんでいきなり?


「はっきりいうけど、正直あなたと聖那じゃ釣り合わないの」
< 168 / 371 >

この作品をシェア

pagetop