黒王子からの甘すぎる溺愛
ふぅ、と一呼吸したときに首元にあるネックレスがシャラっと音を立てて揺れた。


あ、これ…聖那がくれたネックレス。


初めてショッピングモールでデートをしたときに私に買ってくれたんだよね。


でも、もうこれも必要ないのかな、?


薄ピンクのダイヤがキラッと光る。


私はそれを外し、小さい箱にいれてスーツケースの中へと入れた。


…今までありがとう。


空っぽの家をみて、また涙が出そうになったけど家を出た。


ガチャ_


「ただいま〜」
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