黒王子からの甘すぎる溺愛
幼い頃みたいに。


聖那にまた会える日がくるまで、わたしはずっと待ってる。


「ありがとう、ヒナ」


目を細くして笑う。


わたしね、言ったことないけど聖那のその笑顔が大好きなんだ。


その笑顔を見れるなら、なんだってする。


それがたとえ無理なお願いだとしても_。


なんだか聖那の様子をみると、今日が最後な気がするんだ。


だからね、最後って思いたくないけど、わたしからサプライズしてもいいよね?


「ねぇ聖那、目瞑って?」
< 342 / 371 >

この作品をシェア

pagetop