黒王子からの甘すぎる溺愛
そんなことを考えていると、あっという間にライブが始まる寸前に。


俺たちのライブは前半•休憩•後半っていう組み合わせ。


全ての準備を終え、ステージ裏へと向かう。


すでにお客さんのLineを呼ぶコールが聞こえる。


なんか久々だな、この感覚。


ザワってするっていうか、実感させられる感じ。


「じゃあ円陣組むよ」


俺の一言でスタッフさん含め、みんなで円陣を組むけど、そのとき気づいた。


「あれ、川村さんいなくない?」


廉人も気づいた様子。
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