黒王子からの甘すぎる溺愛
溢れそうな涙を堪えて、じっとヒナの言葉を待つ。


「初めて会った日のこと覚えてる?あの公園。…わたしはずっっと忘れないよ!せなと過ごした思い出。ずっとずっと残すもんっ…!」


瞳に涙をいっぱいためて、涙ながらに語る。


つられて泣きそうになったけど、なんとか堪える俺。


「またいつかきっと会える」


俺はそのきっとを少しでも、1%でも実現したかった。


だからこう言ったんだとおもう。


「俺が有名人になってヒナに会いにいく。だからその時まで待っててほしい」
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