黒王子からの甘すぎる溺愛
思わずその小さな身体を抱きしめた。


「酷いこと言ってごめん。やっぱり俺、ヒナがいないと無理なんだ」


ヒナがいないと何もやる気が起きないし、何より頑張る目標がない。


でも、ヒナがいることで目標ができて頑張れる。


「わたしも…聖那が好きっ…!」


ぎゅっと抱きしめる力を強くするヒナ。


そんな姿や行動がたまらなく愛おしい。


「もう絶対離さないから」


…二度とこの手を離したりなんかしない。


そう心に誓った。

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