黒王子からの甘すぎる溺愛
5年後の約束
そしてその時がやってきた。
クリスマスから3日後。
最後は笑顔で見送るって決めたから、顔を何回も洗って喝を入れてきた。
思ってたよりも離陸まで時間がない。
いまは空港で、そろそろ離陸する時間。
Lineの3人とマネージャーの川村さん、そしてそのほかの関係者たちがアメリカへと飛び立つ。
これは極秘情報でぜったいに口外してはいけない。
それなのに、私に教えてくれた。
「じゃあそろそろ行くけど、待ってられる?」