黒王子からの甘すぎる溺愛

来てしまった、その時間。


「…っもちろん待ってるよ！」


やばい、寸前になって声が震えてきた。


泣かないって決めたのに。


ぷにっ
頬っぺたを摘まれる。


「どんな顔してんの。無理して我慢しなくていーんだよ？」


ぽんっと頭に手を乗せてくる。


その優しさに一気に涙が溢れ出る。


「〜っ人がせっかく、我慢してるのにっ」