黒王子からの甘すぎる溺愛
ほんとうに?とでも言いたそうなヒナ。


「俺がヒナを迎えにいくから、それまで俺のこと忘れずに待ってて?約束しよう」


「っうん…!」


小さい小指を交わし、指きりげんまんをした。


あの日以来、ヒナには会えていない。


俺はまた彼女と会える日が来ることを願って、中学生のときに芸能事務所へと所属した。


きっかけは街中でスカウトされたこと。


そこの事務所は数多くの人像を芸能界に送り出していて、有名になることができると思ったから。
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