黒王子からの甘すぎる溺愛
もちろん、高校には通うつもりでいたから、考えることなく結論を出した。


都内にある大半の芸能人が通う定時制の高校へ行くことにした。


高校に入学して仕事も落ち着いてきた頃。


俺は一度、施設に挨拶をしにいった。


相変わらずそこには子供がたくさんいて、年齢をとわなかった。


挨拶がおわって、真っ先に向かったのはあの公園。


懐かしい気持ちを満喫するとともに、あの子に会いたくもなってくる。


今こうして、ブランコを漕いだらあの子はまた茂みから出てくるのか。
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