黒王子からの甘すぎる溺愛
「も〜!離れてよ!」


変な訳のわからない気持ちになり、聖那くんを引き離す。


「やべぇ。腹痛いんだけど」


目にうっすら涙を浮かべながら、面白おかしそうに言う。


そんなに私の顔が面白かったか!


ぜんっぜん白王子なんかじゃなかった!
むしろ黒王子。


「聖那くんねぇ…「聖那」え?」


失礼だよって言おうとしたら、遮られた。


「昔みたいに聖那って呼んで」


〜っそんな捨てられた子犬みたいな顔されたら断れないよ…。
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