黒王子からの甘すぎる溺愛

同居宣言


着いたのは、校舎の裏にある駐車場。


ガチャ


「乗って」


「えっ乗っていいの?」


お互いに少し距離をあけて正門まで歩いてきたものの、そのまま腕を引っ張られて駐車場に来たんだよね。


てっきり歩きで帰るかと思ってたけど、違ったみたい。


「うん。いいから乗って」


「わ、わかった」


そんなに言われたら乗らざるを得ない。


少し大きめの黒いワゴン車で、隣には聖那が座ってる。
< 60 / 371 >

この作品をシェア

pagetop