一番好きなのは、キミだから
「ここのケーキ、ほんと美味しいね。あたし、真宙くんが最初に見てたケーキも食べてみたくなっちゃった」
「それじゃあ、頼もうか?」
「うん。一緒に食べよう。どれ?」
「えっとね……」
あたしたちは、一緒にメニュー表を見る。
メニューを見ていると、ふと互いの視線が交わり、微笑み合う。
「ねぇ、真宙くん。あたしにとっても、ケーキよりも何よりも。一番好きなのは……真宙くんだよ」
これからたとえどんなことがあっても、それだけはきっと変わらない。
あたし、真宙くんと出会えて良かった。
真宙くんを好きになって、本当に良かった。
真宙くんを好きっていう気持ちは、これからも続いていく。
明日も、明後日も。
来年も、再来年も。
これからもきっと、ずっと……あたしは真宙くんに恋をするんだ。
「真宙くん、大好き」
END.