ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
……え!?
反射的に信号を確認する。色は赤。
え…死ぬよね!?え!?
もしかして
自殺っ…!?
道路の真ん中にしゃがみこんだ黒髪美少女。
迫りくるトラック。
響くクラクション…
「ちょっ…
し、死ぬかと思ったっ…!!」
思わず飛び出し、黒髪美少女を押し倒すようにしてどうにか道路脇に転がった私たち。
体スレスレをトラックが走り抜けていって、心臓がヒョッとなった。
まじで…死ぬかと…!!!
「え…なに…!?」
美少女がもともと大きいであろう瞳を更に大きくして私を見ている。どうやら、びっくりしているらしい。
いやびっくりしたいのコッチなんだけど…!
「何があったの!?」
私は、美少女の両手をガシッと握った。