ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
「きゃっ、嵐さん!?」
グイッと突然肩にのっかった重みと共に引き寄せられる。
隣を見ると、ニコニコと軽そ~な笑顔を浮かべる嵐くんの顔がすぐそこにあった。
「えっ何で!?今日休みでしょ!?」
「うん休みだよ~、だから迎えに来た!またりのとゴハンしたいな~って思って!」
にこにこ笑っている嵐くんは平和そのものだけど、前方から何やら恐ろしい悪寒が…!
おそるおそる顔を前に向けると、そこには白クマも逃げ出しそうなくらいのブリザードが吹き荒れていた。
なんで!?
「あの、魔お…宝示さんどうしたんですか?」
「なにが」
その3文字すらも恐ろしく低くて怖すぎる。
「何がって、顔がこわすぎ「俺がりのにベタベタすんのが気にくわない?」
ブリザードに少しも怯むことなく、嵐くんがほのぼのとした声で切り込んだ。