ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
暴かれた策略
あぁ~…まだお腹いっぱいで苦しい。美味しすぎてついついお昼食べ過ぎた。
学校が終わって、お腹をさすりながらバイトに向かう。
それにしても、特別クラスの皆様って普段あんなに豪華で高そ~なゴハン食べてるの?
同じ学校でも一般棟にある学食とは大違いだ。
なんか、格の違いってヤツを見せつけられた気分…いやでも私たちの学食も十分おいしいけどね!?特に唐揚げ丼なんて絶品だし…300円だし!
そんなことを考えながら、ファミレスのすぐ目の前までたどり着いた時だった。
「――で、いつになったらアレ、するんだよ嵐?」
「…てかこんな所まで来んなよ…」
「は~?つれないこと言うなってぇ」
平和なファミレスには不似合いな、色んな髪の色をした明らかにガラの悪そうな男の子たち。
何でこんな所にたまってるんだろ…と思ったら、その真ん中によく見知った顔を見つけて目を疑った。
あれ…嵐くん!?
なんで嵐くんが、あんな人たちと一緒に…?しかもなんか、肩に腕まわされてるし。友達、なのかな…?