ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
「大丈夫~?お兄ちゃんちょっと勘違いしちゃったみたいで、ごめんね?」
美少女が可愛らしく両手を合わせて謝ってくるけど、ちょっと勘違いでは済まされない!!
私の生存本能が叫んでいる。
一刻も早くこの場から離れるべし!と…。
「だ、ダイジョブです。じゃあわたしはこれで…」
首を締めあげられて酸欠になったのか、なんだかフラフラする。
「あ、ちょっと待って?」
「待ちません…サヨナラ…」
「おいテメエうーちゃ…うららが待てっつってんだろ待てや!!」
「シスコンってことは言わないんで安心してください…」
「おい誰がシスコンだと!?」
さっき自分で言ってましたやん…というツッコミを言葉にすることはできず
グラリと視界が揺れて
目の前が真っ暗になった。