ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
今日も今日とて、甘ったるそうないちごミルクとの対比がすごい…
なんて感心してる場合じゃなかった、
「…すみません」
いつになく怒ってる魔王が怖いので、とりあえずすぐに謝った。
こんな高級そうなレストランでは私語厳禁なんだきっと。私語をしても「このキャビアが大変デリシャスでいらっしゃるわね」「そうねオホーツク海のサメよきっと」なんてセレブ会話しか許されないんだ…。
だが、押し黙る私の隣で宮前龍太郎が
「どしたの暁、なんかいつもコワい顔がさらにコワいんだけど~?」
思いっきり地雷を踏みぬいていた。
「あ゛?」
案の定さらに険しくなる魔王の顔。
「あ゛?じゃねーし。なんなの今日、ずっとピリピリして」
「…べつにピリついてねーけど」
「してるっしょ思いっきり。
いい年してキゲン丸出ししてんじゃねーよガキか?」
ちょっ…宮前龍太郎!
これ以上は殺されるのでは…!?