ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。




今日も今日とて、甘ったるそうないちごミルクとの対比がすごい…


なんて感心してる場合じゃなかった、




「…すみません」




いつになく怒ってる魔王が怖いので、とりあえずすぐに謝った。



こんな高級そうなレストランでは私語厳禁なんだきっと。私語をしても「このキャビアが大変デリシャスでいらっしゃるわね」「そうねオホーツク海のサメよきっと」なんてセレブ会話しか許されないんだ…。




だが、押し黙る私の隣で宮前龍太郎が




「どしたの暁、なんかいつもコワい顔がさらにコワいんだけど~?」




思いっきり地雷を踏みぬいていた。




「あ゛?」




案の定さらに険しくなる魔王の顔。




「あ゛?じゃねーし。なんなの今日、ずっとピリピリして」


「…べつにピリついてねーけど」


「してるっしょ思いっきり。

いい年してキゲン丸出ししてんじゃねーよガキか?」




ちょっ…宮前龍太郎!


これ以上は殺されるのでは…!?





< 209 / 336 >

この作品をシェア

pagetop