ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
「…の。りの!!」
「えっ!?」
気づくとお弁当を持った佑奈が目の前に立っていて、少し怒った顔をしていた。
「もお~、どんだけ呼ばせる気?とっくに昼休みだよ?」
「えっウソ」
その言葉に教室を見渡すと、いつの間にか授業が終わっていたらしく、みんな思い思いに昼休みを過ごしている。
「ご、ごめん」
昨日の夜からなんか変だ、わたし。
気づくと昨日の魔王との会話が…
ぬあああっイカン!シャキッとするんだ私!!
「ってか聞いた~?」
私の前の席の椅子を引き寄せて座った佑奈が、お弁当の包みを広げながら言った。
「白雪姫、学校辞めるらしいよ?」