ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
なんか…体熱いし…顔真っ赤だし…
「んー、りの…、やーらかい」
喋り方が!!フニャフニャしている!?!?
「…もしかして!」
嫌な予感がして、ほぼ魔王によって飲み干されたビンの、ラベルをもう一度よく見てみた。
英語でほとんど読めないけど、
「ALC.9%…!?」
これってもしかしてお酒!?
「なにしてんだよお~」
「ぅわっ!!」
急に魔王が体重をかけてきて、
それに伴い私はソファに沈み込んだ。
「ん…なんか、頭ふらふらする、かも…」
魔王がトロンとした瞳で私を見下ろしている。
「宝示さん酔ってますね!?あれお酒だったんですよ、すみません気づかなくて!今水を持ってきま…」
「いい」
立ち上がろうとしたけど、魔王に肩をおされて、ソファに縫い留められて。
「どこにも行くなよ」
魔王の切なげな声が降ってきた。