ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。





「っ!?」




わかってる、わかってるよ北浜りの!!



これは、私がさっき言ったことの、あの、これからの将来的なことで




でもこんな、抱きしめられた体勢で言われると、まるで…!






「あ、あの宝示さん、ほんとに、もう…!」



「…ん。なに」



「あ、あのですね?人には適正な距離感というものがありまして現在のそれは大幅にそれを越えているものと思われます!!」



「つまり?」



「離れてください!!」



「んー、やだ」



「やだ!?」



「だってりの、やらかいし」



「そ、それは暗にデブと言ってます!?」



「ちげーよ、ばーか」





ふっと宝示さんが笑った気配がして、次の瞬間





「…スー」





健やかな寝息が聞こえてきた。




ってマジか!!






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