ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
「どっか落としたところに心当たりはないの?私一緒に探そうか?」
「え、ほんとっ!」
女の子の瞳がパアッと輝く。
「ここになければ林の中かも。
昼休みに勉強の息抜きに行ったから」
「林の中かー…」
私は行ってないけど、すぐ近くにわりと深めの林がある。
絶対暗いし野犬注意って看板も出てた気がするし、ますますこんな可愛い子一人じゃ行かせられない!変質者とかも出るかもだし…!
「じゃあ一緒に行こ」
「え、いいの…?」
「うん、だって大事なものなんでしょ?」
「…うん、すっごく、大事。
…命、よりも」