ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
そうだ、助け呼ぼう!!と思いついてスマホを取りだしたのはいいものの。
「嘘でしょ…充電切れ!?」
たしか前もこんなことあったような。
もうどうして肝心な時にいつも充電ないの私の大ばかぁあああ!!!
スマホのライトもないから、本当に、ただの暗闇がそこにあって。
怖い。どうしよう。怖い。誰か…っ!!!
「宝示さんっ…」
ヒュー…ドンッ…!!!
私の声に応えるように
大輪の花が、夜空を飾った。