ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。





「……えーとここは…

…どこかのテーマパーク?」




「ん?なんか言った?」




「いえ別に…」






ヘリコプターをおり、



ピッカピカの大理石でできた廊下を、魔王に、東雲さんがどこからか持ってきた車椅子に乗せられ進んでいた。




とんでもなく長い廊下。


とんでもなく高そうな絵画があちこちに飾られていて。




…まるでシンデレ城とか、ハリーポッターに出てくるお家みたい。




これが




魔王の家…!?





「おいもしかしてりの、寒いんじゃね?俺の上着着るか?」



「や、大丈夫!適温です…!」




そして魔王はこんな物語に出てきそうな豪邸を、まるで当たり前みたいな顔で歩いてるし。



って、それこそ当たり前か。自分んちなんだもんね…






「こちらで代表がお待ちです」





突然東雲さんが一つの部屋の前で止まり



ゆったりとした笑みのまま、私たちを振り向いた。





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