ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
魔王…もっと言い方ってもんが…
と思うけど、なぜか私は泣きそうになっていた。
友情青春メモリアル…!!
宮前龍太郎はしばらく、呆気にとられたように黙ってたけど
ぶ、と不意に吹き出して
思い切り魔王を抱き寄せた。
「暁。知ってると思うけど俺は女の子が大好きだ」
「は、はぁ?知ってるわそんなの」
「でも実は暁のことが昔から一番好きなんだぜ?」
は、と固まる魔王を解放した宮前龍太郎が
私を振り向いて、にっこり笑った。
「つーわけで、よろしく。りのちん?」
え…私のライバル
まさかの宮前龍太郎!?