ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
「………」
「……おい無視すんなよ」
「ハッ!
いえあの、無視とかそんなんではなくて」
「敬語」
「え、あ、の……
りりリョーカイッ暁!!!」
「………」
勇気を振り絞って言ったのに、今度はなぜか魔…じゃない、暁が無言になる。
「……あの無視?」
「ばっち、ちっげーよ!!
その、なんか、思ってたよりその…
衝撃が」
「衝撃?」
キョトン、とした私にチッと舌打ちをした魔…暁。
そしてそのまま私の方に手を伸ばすと
グイッと後頭部を強く引き寄せられて。
「……なんか。テレマスネ!?」
「ううううううるせーっ!!!そーゆうコメントすんなっこっちのが一億万倍照れてんだよ!!!」
軽く触れた唇に真っ赤な顔を隠すように俯くと
そんな私の目の前で、首まで真っ赤にした暁がいちごミルクをガブ飲みしていた。
照れてるんだ…
一億万倍。