ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。




「ふ、」


「…なに笑ってんだよっ」



「いえあの、可愛いなと思って。…暁が」




「俺が…


可愛い!?」





なんかさっきとはまた違う種類の衝撃を受けてるっぽい暁。





「俺が可愛いって…いやそれは喜んでいいのか…?

恐怖とか怖がられるよりはマシだがいやでも男として…可愛いというのは…」





なにやら真剣に思い悩んでしまっている。





「いいからほらっ、早く朝ごはん食べちゃお!」



「お、ああ、そうだな」



「ふふ、素直な暁もカワイイね」







はじめはとんでもなく怖い人だと思ってた。





でもそれは、周りから自分を守るための鎧に過ぎなくて。






その鎧を脱ぎ捨てれば、





優しくて



ツンデレで






「…また可愛いって言ったな…」





「いいじゃん、最高の誉め言葉だよ?


…私の可愛い大魔王様。大好き、へへ」




「っ!!!!!」








すごくかわいくて、愛おしい。






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