ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
魔王の参謀は二重人格
「ただいま~」
夕飯の買い出しをして居候している魔王のマンションに戻った。
いつも私より魔王の帰りは遅いから、きっとまだ帰ってないけど、習慣でそう言って玄関から部屋に入る。
なんか今日はいつもより疲れたな。心なしか体も重いよう…な…
「おかえり、北浜りの」
「ひっ!?」
振り向くとなぜかそこには宮前龍太郎がいた。
腕組をして、じっとメガネの奥から冷徹な瞳を私に向けている。
「なっなんっ、なんでここに!?ていうか何で私の名前…!」
「普通クラスの一般生徒の名前くらい秒で調べられる」
「秒…!」
「で。お前はなぜここにいる?」
なぜって言われても…!