ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
「…って…」
その数秒後。
私がシンクに置いたスーパーのビニール袋の中をのぞきこみ、絶句する魔王。
「え、どうしたんですか?」
「……いちごミルクがねェ…」
「えっ、あっ!?でもまだ在庫がたしか…!」
慌てて冷蔵庫をあけて確認すると…
「あれっ、ない!?」
今日の朝は5パックはあったのに!?
「おい…どうすんだこれ…」
「え…っと…あ、明日朝一で買ってきます!」
「朝一…!?」
ワナワナと震え始める魔王の手!!
「ダメだよー」
ソファに座った宮前龍太郎がへにゃりと私に笑顔を見せる。
「暁、いちごミルク一時間に一本は摂取しないと禁断症状でんだよねー。一晩とかたぶん死ぬよ?」
死!?