ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。
その言葉を言われたのは、私が魔王の巣窟に帰ったらなぜか宮前龍太郎がいた、あの日のこと。
いちごミルク欠品に激怒した魔王にいちごミルクの補充に走らされ、無事ゲットして帰還したすぐ後のことだった。
『いいか召使い、この俺様と同居してることは絶対誰にも言うんじゃねーぞ』
いちごミルクが全く似合わない凄まじく冷たい瞳をした魔王が言った。
『お前みたいな石コロド庶民と一緒に暮らしてるなんて俺のイメージ暴落だからな!!』
『い、石コロド庶民て…』
『ちげえのか!?』
『はいその通りです!』
もうほんと怖いからー!いちいち睨むのやめてよー!
『あと、学校で俺に気安く話しかけんじゃねーぞ』
別に今までも学校で一言も口きいたことないじゃん…
『俺がお前みたいな石コロド庶民と仲いいなんてイメージ大暴落だからな』
はいはい、またイメージですか……
『わかったか!?』
『はいわかりました!!』